全部いい
投稿日:2020/01/14
年相応の色香に満ちて、取り成りも自若としておのずと優艶の気品あり。スタイルよく前も後ろもつややかに、窓いっぱいの日の光に、女めく起伏凹凸の陰影ありありと、まさに妖婦そのものであった。
本編は、いずれの場面もチンコ収むる能わずという奇跡に近い名品である。
まずは前戯。隠すべきところを隠さず、ヒールの他は身につけぬありさまで、椅子に据えられ両脚を開かされた姿は実に豪奢、その崇高さ気高さは翼を広げた大天使のそれと異ならぬ。撫でても舐めてもうっとりと、こそばゆそうな表情がいたわしい。
フェラも品よく抜かりなく、男根を舐めるという破廉恥も、彼女がすればまるで、淑女が当然に弁えるべき嗜み、新婚初夜の妻が当然に夫に致すべき最初の奉仕といった密儀にさえ見えてくる。そんなものはないのだが。跪いた姿も屹として健気である。
挿入は、後ろも前も横も隙なく、あらゆる角度を吟味しつつしっぽりと。マニアックな体位がある一方で対面騎乗位がなかったこと、前戯で見せた、恥らいのこもった屈んだ後ろ姿をここではじっくり見られなかったことが惜しまれるが、いずれもめりはりのある清冽な女体の美が水際立つ。特に立ちバックからの背面騎乗位は、余さず前からのアングルで、あらわに開いた股とのけぞった上体が溢れる逆光におごそかに映える。
ともかくも、ようよう性愛の機微を噛み分けられる頃合い、その温もり高まりを心底より感じた作品であった。見ればレビュー欄には本人が。彼女に幸あれかし