全き美、底知れぬ性の魅力
投稿日:2021/10/12
一口に美人といえども流石に広い世の中、実に様々な美があればあるもので、芸能人から身近な人までつれづれ思い巡らせば十人十色、目の大きさ、上がり目下がり目、丸顔うりざね顔、目鼻立ちの印象の強弱、悲喜哀歓の表情も様々、あれも良しこれも捨て難しで興味は尽きないが、性的魅力について言えば、さても奥妙なるかなその論理、美は必要条件かもしれぬが十分条件にあらず、全ての美人がそのゆかしき魅力を備えているとは限らない、身体つき、なかんずく女のあんな所こんな所のカタチや色、大きさ太さ厚さ張りはもとより、目つき物腰のそこはかとない情趣、慎み、不敵、誘惑、哀れ、儚さの滲むような、香るような、閃くような、滴るような霊感が、その顔や身体の雰囲気と程よく具合よく調和し整って(或いは逆にその微妙なる均衡を破って)体外に表れ出て初めて、美は性的魅力を加えいよいよ眩ゆく深遠なる領域へと至る訳だが、我々はここに一つの稀有にして全き実例を見る。この眉目秀麗にして濃艶絢爛なる美女の、日々の淫蕩が頰に刻める飽くなき貪婪、柔らかき目もとに涌き出でる熱情、憂い、そして恍惚、背に長き黒髪を負うほかは一糸纏わぬ雪の肌、波打つ肉体、その二つの高みにて揺れる乳首の薄い色の清らかさ・・・一つとして胸そそらぬ要素はなく、対面騎乗にては端麗極みなき玉のかんばせを拝み奉り、かたや男の股をその股ぐらで統べる如く誇らかに優雅に前後する馴れきった腰の動きに悶絶し、背面騎乗にては髪の長さ背中の美しさお尻の愛らしさに感嘆し、かたやこちらを振り返った横顔の尊さ、眼差しの底知れぬ切なさに絶句するばかり。嗚呼、全き美と性の魅力、この危うき双璧を包みて輝ける白き一夜の幸深き浄土よ、請う今宵、汝を慕いて功徳をなす我が右手を憐れみ給え