清純だなあ
投稿日:2020/11/10
心優しく臆病で下心も欲望もひた隠し女と他人行儀で接してきた若き童貞たちと、これまた心優しく気さくで親しげながら真摯でさえある二十歳の美少女。どちらも若々しくピュアで(ピュアの意味合いは両者で微妙に異なるが)、ぎごちない前戯と交渉を通して、男は雄として、女は女優として、それぞれ確かな成長の一歩を自覚するのである。細やかな裸身に現れた素晴らしい曲線に、柔らかな肌触りに、温かく豊かな粘膜を蔵する陰部の光沢、これをマトモに見せつけられ触れられようものなら、いずれも男にはこらえられないに決まっているが、女優は女優で、おりおり微笑と嬌笑を放ちながらも、なんとか男の心身を満足させようと必死である。取り越し苦労といって笑うことはない。この心尽くしにより、男は性愛の喜びに劣らず、ゆくりなくも清純無垢な精神的慰安に心を打たれるのである。3人目の彼との撮影終了後、彼女が見せた涙はその証拠に他ならない。「傾城に誠なし」という言葉があるが、昔の男は随分失礼だったものだ。かくいう小生も正直、飛ばし飛ばし見ていたので、初めは何の涙なのかわからなかったので「誠なし」の部類だったかもしれないが。とはいえ清純な男女の戯れをこうもまざまざと傍観させられると、微笑ましくもあり羨ましくもあり、言わばAVというよりホームムービー的な味わいを感じたのだった。若人たちに洋々たる前途のあらんことを願う